仁川港
2011年 12月 15日
ニセコの自宅を午前5時頃に出発し、雪の降りしきる美笛峠をゆっくりと慎重に越え、何とか出発時間の1時間前までに新千歳空港に到着しました。
函館上空は雲が切れ、優雅な曲線を見せる函館湾、そこに突き出した函館山(のある半島)もはっきりとその形を見ることができました。
今回の旅行の主目的は勿論、観光ですが、実はもうひとつ、仁川(インチョン)港の施設等の見学をすることもありました。
まず、Incheon Regional Mariitime Affairs & Pot Office(日本語には何と訳すのか解りません)で仁川港の航空写真やジオラマを前に担当官から、入出港する船舶の航路や、仁川海洋警察の管轄区域等の説明を聞いた後、管制室(?)で実際のモニター画面を見ながらの説明を戴き、更にIncheon Port Authority(仁川港湾公社)の方には港内を案内して戴きました。
私には「豚に真珠」の事ばかりでしたが、仁川港の9mもある干満の差に対応するために建設された閘門(こうもん)等は、実際に通過中の船舶が無かったのは残念でしたが、興味深く見学しました。
昼食を挟んで、開発計画が着々と進んでいる仁川新港、その中心となる国際旅客ターミナルへ。
2013年に新港が完成すれば5万トン級までの雑貨船、4000本のコンテナを積載の船舶が着岸できるバース等、計29バースを備えたハブ港になるそうで、仁川は空港だけでなく港でも、日本は今以上に大きく水をあけられそうです。
一方、国際旅客ターミナルは、カーフェリー用の9バースとクルーズ船用のバースも備えたものになるとの事ですし、周辺は市民のための公園、テニスコート、サッカー場、野球場や、サイクリングロード、そして高層住宅群などを備えた一大レジャーと生活地区になるようです。
仁川空港へ向かう帰りのバスから見えた国際旅客ターミナルビルは何と、巨大で優雅な客船の形をしていました。
韓国は実行力があり、勢いよく前進している事を感じ「凄いぞ、韓国!」と言う印象でした。