フェリーの旅
2009年 08月 01日
北海道のさくらんぼの時期には少々早い7月上旬、山形県天童市への「さくらんぼ狩りツアー」の募集を見かけ、参加しました。
札幌の旅行代理店が企画したツアーですが、苫小牧発着の太平洋フェリーを利用しての船中2泊の『2泊3日』のツアーです。
往路は苫小牧港発19時、仙台港着翌日10時、復路は同日の19時40分仙台港発、翌日11時苫小牧港着です。
↑ 苫小牧港フェリーターミナルから、仙台港へ ↓
厳しい行程のようですが船旅のいいところは、移動の時間もゆったりと過ごせること。
そして、退屈することのないように楽しいイベントが組まれています。172席あるシアターラウンジでは往路のピアノとサックスの演奏、復路のマリンバ演奏ともに、ほぼ満席でした。
主に仙台で活躍している女性マリンバ奏者のトークも楽しく、夜だけでなく朝のミニコンサートにも到着までの時間を楽しむ人達が集まっていました。
若い頃のフェリーの旅では大抵、じゅうたん敷きの大広間にゴロ寝スタイルでしたが、今回利用したS寝台は1部屋に12のベットがあり、各個室(個ベット)には、テレビ、枕元灯、荷物置き場がそろっており、ロールスクリーンを下ろせば、少々窮屈なのと、周囲に対する音には気を遣いましたが、人目を気にすることなく眠ることのできる空間になっていました。
船内には、24時間営業のお風呂もあり、大きな船窓から太平洋を眺めながら温泉気分も味わえます。
『2泊3日』とは言え、「観光」したのは実質10時間でしたが、久しぶりに大好きな船の旅ができました。
でも、次はもっと船旅の醍醐味を味わえるクルーズを計画しようと思っています。