護衛艦「うみぎり」
2009年 08月 17日
しかしながら、花火大会の行われた7日は、苫小牧名物の濃霧に覆われてしまい、少し離れた場所からでは、くぐもった音だけは聞こえるものの、残念ながら花火を見ることはできませんでした。
翌8日は、祭りに合わせて入港していた護衛艦「うみぎり」の体験航海に参加しました。
約90分の航海中はブリッジ(船橋)や艦載ヘリコプターの見学を始め、対空ミサイル(通称Sea Sparrow)の模擬発射(空砲)などのイベントがありました。
たまたまブリッジで話をしたラッパ手の方に依ると現在でも、起床、国旗掲揚、作業開始などの際にはラッパを吹くのだそうで、後で実演がありました。
艦内での、ラッパ手の主な配置はブリッジだそうですが、なんとブリッジには冷房がなく、暑い時期や暑い海域での勤務は大変らしいのですが、苫小牧に入港したときには、その「寒さ」に驚いたそうです。
このラッパは、音階を作るための「穴」がなく、全ての音階を息の強さだけで出すため、何人ものチビッコが挑戦していましたが、なかなか難しそうでした。
本艦は、排水量3,550トン、全長137m、全幅14.6m、最大速力30ノット(約57Km/h)、乗員数は約220名、1991年3月就役の少し古い艦ですが、なんと、母港が広島県の呉港ということで、広島市出身の私には、懐かしい友達に会ったような、とても親しみの感じられた体験航海でした。
←フェンダー(防舷物)は船体と岸壁、または他船との間に入れて船体の損傷を防止するものです。
ためのもの)とホーサー(係船索)
↑点鐘(船内に時間を知らせるためのもの)