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口無沼散策

 支笏湖ビジターセンターでは、「支笏湖における自然との出会い、ふれあい」をテーマに一年を通じさまざまな、『自然ふれあい行事』という事業が展開されています。

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 今年の5月には紋別岳ハイキングに参加、ビジターセンターの職員の方の案内と説明で楽しい時間を過ごしました。

 10月中旬、今年最後の開催となる『口無沼散策』に参加しました。

 


 口無沼は、樽前山山麓にある周囲4キロメートル、幕末から明治にかけての蝦夷地探検家で、「北海道」の名付け親でもある松浦武四郎も訪れたと言う沼で、国道276号線(通称樽前国道)から、林道を5キロほどクネクネと進んところにありました。

 昭和50年代には遊歩道も整備され、市民に楽しんでもらおうという場所だったそうですが、当時、沼に掛っていた木橋も今は橋げたを残すだけとなっていました。

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 職員の方の説明で、一人ではみつけることもできなかっただろうクマやシカの糞、発情期を迎えた雄シカのヌタ場(ば)も見ることができました。

 クマは主に木の実等を食べているうえに消化機能がよいので、その糞は臭くないということでしたから、試しに匂ってみましたが、そのとおり全く臭くはなく、職員の方の説明通り寧ろ香ばしい(?)香りがしたのは意外でした。

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           混ざっているツブツブは木の実の種です。


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 発情期を迎えたシカが、水飲み場の泥に体にこすりつけ縄張り主張のマーキングをした『ぬた場』、恋の相手との勝負の為にツノを研いだせいで、皮の剥がれてしまった木も見ることができました。

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         ぬた場の大きさから、シカの大きさが想像されます。


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     「戦うぞぉ!」と気合を入れてツノを研いだ様子を想像すると楽しいです。


 口無沼の名前の由来は、「水の入口・出口がない沼」ということで、水源は湧水のみ。その水の湧き出る場所では、清流でしか育たないという野生のクレソンが自生していました。 

 肉料理の付け合わせやサラダで食べたことがあるものよりも小振りで、淡い緑色をしていて、口当たりも柔らかく、独特の辛みも爽やかでした。

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 10月、11月の行事としては、『秋の支笏湖の森を歩こう』、『夜のエゾシカ鳴き声観賞ツアー』等も予定されていて、できれば参加したいと思っています。
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by tsukitom | 2009-10-30 00:20 | 自然 | Comments(2)

北海道大学苫小牧研究林

 10月も余すところ一週間ほどとなり、ひと月後の町はもう雪に覆われているだろう事を思うと、少々複雑な気分でもあります。

 と言うわけで、思いつく限りの場所へ毎日のようにでかけ、短い北海道の秋を堪能しています。
 

 自宅から車で15分程の所にある広大な『北海道大学苫小牧研究林』は、北海道自然100選にも選ばれた市民の憩いの場所の一つです。

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 10日ほど前に、来道予定の友人一家に、北海道の秋を案内したいと思い、ここへ下見に出かけました。

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 研究林の中を流れる幌内川はどこまでも透き通り、この川を遡上してきたサケ達は、気のせいか、遡上途中で捕獲される運命にある錦多川のサケ達とは違い、その動きがよりシャープに感じられます。

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 湧水の作る池も、飛来した鴨の水かきがはっきり見えるほど澄み切っています。

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 今春、20キロ以上も続く360度新緑の林道で、エゾ鹿の親子が突然車の数メートル先を横切り、びっくりしました。

 その辺りでは、カーナビに道路の表示はなくなり、真っ白の画面の中を自分の車の位置を示す赤い点だけが続いていました。

 深い森に囲まれたダートな林道は、日暮れ近かったこともあり、不安に駆られて途中で引き返しました。

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 今年も、支笏湖方面へ向かう国道276号線の、市街地から3、4キロの地点では数回のクマの目撃情報がありましたし、国道36号線から新千歳空港へ向かう道道沿いのコンビニエンスストアから300メートルの地点では、走っている車とクマとが衝突したと、新聞で読みました。

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 もっともっと、秋を楽しもうと思いますが、一人歩きは不安なので、支笏湖ビジターセンターで開催されている『自然ふれあい行事』に参加の申し込みをしました。
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by tsukitom | 2009-10-26 10:26 | 自然 | Comments(4)

食事処 「なぎさ」

 最近、新しく魚料理のお店をみつけました。

 「現役の漁師がやっている店」と言うことで地元紙に紹介されていましたので、勿論、すぐに行ってみました。

 御主人は漁船の船長さんで、その奥様が切り盛りしているお店なので、その日の朝獲れたものを刺身、丼、定食で食べることができます。

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 私のお勧めは、カニ、マグロ、ホタテ、ホッキ、ウニ、タコ、エビなどがたっぷりと入った『海鮮丼』(800円!)ですが、うれしいのは、全ての定食に煮魚のサービスがあること。

 煮魚は好きなのですが、自分で上手に調理することができないので、ここで美味しい煮魚が食べられるのは嬉しい事です。

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 今年6月末に開店した『なぎざ』ですが、常連さんとは行かないまでも、「顔なじみ」程度にはなっています。

 10月からはスケソーダラ漁が始まり、午前2時には起床しなくてはならないので、通常は午前11時から午後8時までの営業時間が、午前11時から午後3時までになるそうです。
 
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by tsukitom | 2009-10-20 13:35 | グルメ | Comments(2)

さまざまな秋、北海道

 9月下旬、続けて2組の友人が訪ねてくれましたので、月の半分はニセコ暮らしをしていました。

 その友人たちを案内して、苫小牧、洞爺湖畔、ニセコをドライブし、場所に依っての、それぞれの秋を発見しました。

 太平洋側の苫小牧、晴天続きの青空にユウゼンギクが揺れていました。

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 比較的温暖な洞爺湖畔では遅咲きのヒマワリが満開。

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 洞爺湖近くのレイクヒルファームからは、コスモスの向こうに羊蹄山や、アンヌプリ連邦が望めます。

 この後、昨年よりも2日早く、10月5日には初冠雪のニュースが流れました。

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 ニセコ・アンヌプリの北側中腹の五色温泉近くでは既に紅葉
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 間もなくモノクロの世界となる北海道ですが、秋の最後を競うように、それぞれの色に彩られています。
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by tsukitom | 2009-10-15 00:42 | 自然 | Comments(2)

筋子、イクラ

 壮絶なサケの命に感動したばかりと言うのに・・・・、近所のスーパーマーケットで
筋子を買いました。

 当然ですが、漁港を擁する苫小牧は魚が豊富で、スーパーマケットの鮮魚コーナーはとても広く、扱っている魚介類も豊富です。勿論値段も驚くほど安く、先日はサンマが
1尾38円でした。

 中には、私が見たことも、名前を聞いたこともないものも多く扱われていて、勿論、食べ方も解りませんので、大抵の場合、鮮魚コーナーは素通りで、筋子が一腹単位で売られているのも横眼で見るだけだったのですが、その日は、思い切って(?)売り場の方にイクラの作り方を聞いてみました。

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 と言うのは、先日の苫小牧民報(その名の通り地元密着の夕刊紙です)の読者欄で、『今年も筋子が店頭に並び始めたので、おふくろの味であるイクラを漬けて遠方に住む娘に送った』との記事を目にし、折角北海道に住んでいるのだから、自分でも漬けてみようと思ったのです。

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 手始めは、小さめのものを選び、この一腹は約700円です。

 人肌のお湯に塩を一つかみ加えて5分程おくと、筋子を包んでいる薄い膜が白っぽくなってくるので、これを取り除き、一粒づつバラバラにします。

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 ところが、これがなかなか大変な作業で・・・・・。
 悪戦苦闘の結果、多少の筋は残したままで良しとしました。

 この程度の大きさの一腹にはだいたい大匙2杯の(昆布だし入り等の)醤油を加えればよいとのことでしたから、これで総て終了!

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 さて、一晩おいて試食してみました。
 勿論、お店で食べるイクラと同じというわけにはいきませんが、最初の作品としては結構イケます。

 更にミリンなどを加える方法もあるそうですが、教えてくださった方の意見では醤油だけの方が保存が効くとのことで、冷蔵庫で10日程は大丈夫だそうです。

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 後は、上手く一粒づつにほぐす方法を研究(?)して、再挑戦してみようと思っています。
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by tsukitom | 2009-10-09 08:47 | グルメ | Comments(6)

錦多峰川(にしたっぷがわ)

 東西に約40Km、南北に約24Kmの細長い苫小牧市内の西寄りを流れている錦多峰川にサケが遡上し始めたと聞いたので、早速見学に出かけました。

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 上流にある孵化場から放流され、3、4年後に故郷の川に戻ってきたサケ達は、河口から400メートルの錦多峰橋の上流に仕掛けられた大きな「鉄の檻」に誘導されます。

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 そこ以外には遡上する水路のないサケ達は、否応なしにこの仕掛けの中に閉じ込められることになります。

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 その場に立っていると、決して出ることのできない檻に閉じ込められてもなお上流を目指すサケ達が、直径2、3センチもある檻の柵に力一杯体を打ち付ける激しい音が絶え間なく響き、生命の壮絶さと哀れを感じ、余り長くは居られませんでした。

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 孵化場の方に聞きましたら、この仕掛けでは毎日、500~600尾の水揚げがあり、採卵用以外はそのまますぐに出荷されるとのことです。

 北海道では、産卵を終えた後のサケのことをホッチャレと言い、クマも見向きもしないと言われていますが、それは、長旅の末に故郷に戻り、産卵を終えたサケの体はボロボロで、油毛も抜け、食用にはならないから「放っておけ」=ホッチャレなのだそうです。

 例え無事に上流までたどり着き、産卵を終えても、そこで一生を終えることになるのですが、この『堰』の手前で力尽きるものもまた多く、それらをカモメやカラスが河口で待ち構えています。

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 それは自然の法則であり、それほど残酷さは感じませんが、あの檻のなかで上流へ、上流へと体を打ち付けるサケの姿には畏怖を感じました。

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by tsukitom | 2009-10-04 12:16 | 自然 | Comments(2)

2006年4月、東京から羊蹄山の麓、ニセコ町に引っ越し、の~んびり暮らしていますが、都会も恋しくなってきました。


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