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「のぼうの城」

 この夏、苫小牧市の東に拡がる勇払原野で和田竜氏原作の映画、『のぼうの城』の撮影が行われていました。
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 領民や家臣から親愛を込めて、「でくの坊」の「のぼう様」と呼ばれた成田長親が、石田三成率いる2万の軍勢に対し、たった5百(2千の説もあり)の兵力で立ち向かったという史実をベースにした物語です。

 主役の「のぼう様」の野村萬斎さん、他の出演者の佐藤浩市さん、山口智充さん、成宮寛貴さんたちが苫小牧ロケに参加していました。

 実は、この映画のエキストラ募集に応募し、9月7日の撮影に参加しました。
 勿論、初めての体験、しかも時代劇ということで、当日は興味津津でロケ現場に向かいました。
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 午前9時、苫小牧市の中心部から約25キロ程東に位置するロケ現場に集合、直ぐに衣装部屋(仮設のプレハブ小屋)に行くよう指示され、膝丈の着物、腰巻、手甲、脚絆、等の衣装を渡されました。



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 戦国時代の農民の衣装をどう付ければ良いのか戸惑うエキストラ達に、衣装担当者が手際よく着付け(?)をし、次は化粧部屋に移動。

b0097183_127593.jpg 頭には手ぬぐいを被せられ、顔、首、両手、両腕まで焦げ茶色のファンデーションやドーランで化粧(?)されました。
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 慣れないわらじで足を痛め無いようにと先ずは5本指の木綿の靴下を履き、泥で汚してリアル感をだします。

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 その後は仮設テントで指示あるまで待機となり、初対面のエキストラ同士、あちらこちらで先ずは記念撮影を。

 11時頃にお昼のお弁当(いわゆるロケ弁?)と紙パック入りのお茶、みそ汁が配られましたが、他にバナナ、冷水、アイスとホットのコーヒー、レモンティも飲み放題です。

 何度も出演している人にこれまでの撮影秘話(?)や俳優の方々の演技やエピソードを聞いているうちに、「農民」の出番は午後12時ごろから始まりました。
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 鍬や、竹の皮で出来た(頭にかぶる)傘を渡され、少し離れた現場まで移動。
 真夏の太陽の照る暑い日でしたので、最初に担当者から、「熱中症等の懸念がある場合は直ぐに申し出るように」と注意がありましたが、いつでも水分補給が出来るようにと冷水や麦茶を積んだ軽トラック、そして看護師さんも現場近くで待機するという配慮がしてありました。

 この日のエキストラは、「三成軍に水攻めにされていた村に戻り、復興作業を開始する」と言うシーンで、『自宅は破壊され、田んぼや畑は水浸し』です。
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 まずは担当者に「演技指導」を受け、リハーサル、更に助監督さんから「農民」の演技や、配置を変えたり、更なる「演技指導」、戦乱後の未だくすぶり続ける「煙」を追加したり、水攻め後の泥沼状態をよりリアルに表現するために更なる水撒き・・・・等々を何度か繰り返した後、監督さんの最終確認が終わりいよいよ本番。
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 撮影も終盤の午後4時頃、突然原野にひんやりとした風が吹き渡り、ススキがざわざわと揺れ、一気に秋になりました。

 午後5時頃、無事に撮影は終了しましたが、これからが又、一騒動です。
 なにしろ、拭いても、洗っても泥まみれの手足は勿論、「メイク」がなかなか落ちないのです。

 悪戦苦闘の末にやっと現代人に戻ったところで記念として映画のロゴ入りTシャツと、(多分)夕食用の焼きそばとお茶を戴いて一日のエキストラ体験を終えました。

 こんな経験はもう二度と出来ないと思いますが、初体験づくしの楽しく面白い一日でした。
 そして打ち明けますと、原作の「のぼうの城」は未だ読んでいなかったので、早速買い求めました。
 この後映画の撮影は山梨に移り、劇場公開は2011年になるそうです。
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 勿論、観に行きます! 
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by tsukitom | 2010-09-29 09:43 | 趣味 | Comments(6)

白老チェプ祭

 今朝(9月24日)、羊蹄山(標高1,898m)の初冠雪のニュースが入ってきました。 一昨年も9月24日、昨年は10月5日だったと記憶しています。

 あんなに暑かった今年の夏ですが、やはり例年通り、冬は突然にやってきました
 我が家も今日から暖房が入りました。
 
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 毎年9月23日に全道からアイヌ民族の方が集まりアイヌの英雄、シャクシャイン法要祭がとり行われており、昨年、一昨年と続けて参加したのですが、今年は白老町のポロト湖畔で開催される
チェプ祭に行ってみました。

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 チェプとはアイヌ語で魚、特にサケを意味するようで、アイヌ民族にとって神の魚とされるサケの遡上時期に合わせ、アイヌ文化への理解と普及を目的に毎年開催されている、今年22回目になる祭りです。

 アイヌの方の、民族ごとに異なる踊り、唄、細かい刺繍の施された衣装等を見るのも楽しみなのですが、実はその会場にしつらえた炉で炭火で焼くサケ(チマチェプ)が目的です。

 串刺しにして炭火で焼いた獲れたてのサケは、比べようもなく美味しく忘れ難く、初めて食べて以来、毎年楽しみにしているのです。

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 当日のお昼ご飯は勿論このチマチェプ、チェプオハウ(鮭汁)、イナキビご飯です。

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 12時に販売開始の1枚500円の「サケのくじ引き券」を求める人の列には1時間も前から200人程が並んでいましたが、それもそのはず、午後3時からの抽せん会でこの券と引き換えに渡される長い紐の先には、昨日から今朝にかけて獲れたばかりのサケが結びつけられていて、大きさ、オス、メスのどれが当たるか、外れなしのお楽しみと言う趣向なのです。

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 くじ引きに提供されているものと同時に獲れたサケが信じられないくらい安く販売もされていて、即刻地方発送も出来るようにと宅配便の車も待機しているのですが、丸々1匹をどうしていいか解らない私は心当たりの友人に送ろうと電話してみたのですが、やはり丸々1匹は敬遠されてしまいました。

 安いのに買わないのは、なんだか損をしたような気持ちになるから不思議です・・・・・。
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 これは、10人に一人の当たりもあるけど外れもあるという1回200円の「サケの棒引き」ゲームで、札幌から来たと言う小学生が当てていました。

 帰りにはポロト湖畔にある白老温泉に浸かり、北海道の秋を楽しんできました。
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by tsukitom | 2010-09-24 11:42 | | Comments(2)

小さい秋、みぃつけた!

 9月7日は一日中、勇払原野の真っただ中に居たのですが、その夕方、全く突然に、草原を揺らして凉風が吹き渡り、その日以降の朝夕は肌寒く感じられる程の北海道になりました。
 
 なにしろ、今年の夏は暑すぎました。
 夜中に窓を開けたままで過ごしたのは北海道生活5年目にして初めての事でした。

 そしてその日から、街のそこかしこにも秋の気配を見つけることが出来るようになりました。
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 ほんの数日前までは黄緑色だったナナカマドの実が日に日にオレンジ色に変わり、真っ赤になると冬は直ぐそこ。




 揺れるススキの穂の先の羊蹄山。
 去年の初冠雪は10月5日でした。
              
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 気持ちの良い日陰を提供してくれていた支笏湖温泉街の栗の大木も無数の実を付けています。
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 苫小牧市内の幹線道路では、無数に乱舞するアキアカネが、フロントガラスにぶつかると思う
寸前、車の起こす上昇気流に乗ってスィッと上方へ飛び去っていきます。
 

            住宅街の電線に一列に並んで一休みするアキアカネの群れ。
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 猛暑だった今年の夏も少しづつ、少しづつ、秋に近付いています。
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by tsukitom | 2010-09-20 10:08 | 自然 | Comments(4)

「山線」

 市内の公園に、市民に『山線』と呼ばれて市民に親しまれていた軽便鉄道の4号機関車(1935年、小樽で製作)が展示してあります。

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 この山線は、王子製紙の開業にあたっての1906年、支笏湖畔への発電所建設資材、紙の原料となる木材運搬を目的に敷設されました。

 現在も発電所は稼働していますが、軽便鉄道は廃止され、支笏湖から流れだす千歳川に掛けられた鉄橋と、この機関車を残すだけになっています。

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 先日、この山線の内部の公開が行われていると言うので見学に行きました。
 
 重量は普通の蒸気機関車の1/2の6トン、軌道の幅は2/3、苫小牧から支笏湖第4発電所までの34キロを1時間45分をかけて走っていました。途中の駅は11。

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 その後、一般乗客を乗せるようになり、一日平均150人の利用客がありましたが、バス路線の開通等により1951年に廃止されました。

 機関車が牽引しているのは「貴賓車」で、1922年、昭和天皇が皇太子時代に発電所を視察された際に客車を改造したもので、車内はじゅうたん敷き、ビロード張りの椅子とカーテンが掛っていますが、あまり良い保存状態とは言えないような気がします。

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 引退後、1956年からは東京の「紙の博物館」に展示されていましたが、1996年、故郷ともいえる苫小牧に戻ってきたのだそうです。

 紙の博物館のHPに依りますと、もともと北区王子の王子製紙工場跡地にあった博物館が1995年、首都高速中央環状王子線建設に伴い同区飛鳥山公園内へ移転になっていますので、それにより返されてきた(?)のではないかと思われます。
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by tsukitom | 2010-09-16 08:58 | | Comments(2)

三内丸山遺跡

 今年は青森県にご縁があり、春に2度の弘前に続いて夏には三内丸山遺跡にも行く機会がありました。

 特別に古代遺跡に関心を持ってた訳ではないのですが、折角の機会だから見学しようという程度で、実はここに来るまでは、三内丸山遺跡が青森市内からこんなに近い所にあるとは思ってもいませんでした。

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 国の特別史跡であるこの遺跡群は、今から約5500年前~4000年前にかけての約1,500年続いた日本最大級の縄文集落跡で、発掘された遺構や、現在も行われている発掘作業を見学することができます。

 当日は青森市が最高気温36.6度を記録したうだるような真夏の一日でしたが、大勢の見学者があり、中には、韓国からの修学旅行生らしき団体もありました。

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 家族単位の住居と思われる小型の竪穴式住居や、長さ約32メートル、幅約10メートルもあり、集会所、共同作業所、共同住宅等として使用されていたのだろうと思われる大型竪穴式住居、高床式の掘立柱建物などが復元されており、中にも入ることができるようになっていて、勿論、入ってみましたが、現代人にとっては当然ながら居心地は余りよくはありませんでした。

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 一通り見学した後は余りの暑さに、展示室に逃げ込んだのですが、一番最初に目を惹かれたのは長さ10cm程の「イノシシ」をかたどった土器で、とても素晴らしいものでした。

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 公式ホームページでも概要を見ることができますが、現地へはできれば春か秋の、気候のいい時期の見学をお勧めします。 

 今年12月4日には東北新幹線青森駅が開業の予定ですが、そうなると、青森市は北海道の各地からよりも、東京からの方が時間的には近いということになるのではないかと思います。
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by tsukitom | 2010-09-10 17:20 | | Comments(2)

ニセコ

 今年の猛暑は、北海道も例外ではなく、6月下旬に遊びに来てくれた親戚をガッカリさせてしまいました。

 これまでは、窓を開けて寝ることもなく、殆ど出番がなかった我が家のたった1台の扇風機が、今年はフル回転でしたが、それでも、暑い、暑いと言っているうちにニセコは、何となく秋の気配も感じられるようになってきました。

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               写真は夕暮れのJRニセコ駅です。


 今年も、街の主だった道路や、施設の付近は既にハロウィーン用のカボチャが置かれています。

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 去年の丁度この頃、遊びに来た友人が、「こんなところにカボチャを置いておいたら、誰かが持っていっちゃうんじゃないの?」と心配していましたが、いえ、いえ、ニセコにはそんな人はいないらしく、いっこうに数が減ったようには見えませんでしたから。

            羊蹄山にも、アンヌプリにも、秋の雲が掛っていますし、
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             お隣の田んぼでは稲穂が頭を垂れ始めています。
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 今年の猛暑の影響でしょうか、いつもはビッシリ茂って日陰を提供してくれている10メートル程の高さの広葉樹(名前が解りません)の葉が、緑のまましおれて、巻いてしまっています。
 本格的な秋は、いつになるのでしょうか?
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by tsukitom | 2010-09-04 09:07 | Comments(2)

2006年4月、東京から羊蹄山の麓、ニセコ町に引っ越し、の~んびり暮らしていますが、都会も恋しくなってきました。


by tsukitom
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